ラストスパート! ~PGEConsの発表資料ができるまで~
こんにちは。今月は、WG3よりお伝えします。
迫りくる成果発表会に向け、成果発表会前最後の対面での打ち合わせも終わりました。
まさに、大詰めを迎えています。
先月、WG1から活動報告書の作成環境についてレポートしていただきましたが、WG3からは、発表資料の作成についてレポートしたいと思います。
WG3のテーマは多岐にわたっている反面、テーマ間が疎結合なこともあり、パーティショニング班、Windows班、性能トラブル班、パブリッククラウド班それぞれでスライドを作成・レビューし、最後に結合して通しレビューするレガシー?なやり方で作成しています。
(ひねりがなくてすみません)
また、それぞれの班の中でも分担を決め、なるべく参画企業が並行・独立して作業ができるよう工夫しています。
コミュニケーションの取り方も変わってきました。
以前はWikiにUpした資料をメールで在処を知らせてレビューしていましたが、現在はそれにチャットツール(Gitter)が加わりました。これにより、カジュアルな雰囲気でコメントでき、かつ、スピーディーに意思決定できるようになりました。
先月、今月の記事で、活動テーマその者以外の側面が垣間見えたのではないでしょうか?
それでは、明日4/25(東京)、5/10(大阪)の成果発表会を楽しみにお待ちください!
(やまもこ)
活動報告書を執筆中です(※3/29に活動報告書が公開されました)
みなさま、こんにちは。今月のブログはWG1からお届けします。
3月は2018年度PGEConsもとうとう各WGで検証が完了し、活動報告書を執筆する段階となりました。
さて、今年度は活動報告書作成環境において改善されたことがありました。
昨年度までは活動報告書をビルドする環境が執筆者各人の環境に依存していたので、
他メンバーの記述修正を確認するため毎回ビルドし直したり、
最後に各メンバーの記述を結合する際に環境依存のビルド失敗が発生して
修正作業が必要であったりと余計な時間を取られていました。
しかし、今年度は Docker や CircleCI を導入したことで
ビルド環境の統一化や、GitHub プルリクエスト時点での自動ビルド
を実現し、ビルドに関する作業がかなり楽になりました。
さてこれで無駄な作業が減り、活動報告書の執筆作業に余裕ができたかと言うと…
今年度はスケジュールが前倒しで、しかも今は本業が年度末進行ということもあり、
実は例年よりも厳しい状況で各メンバーは活動報告書の執筆に励んでおります。
タイトなスケジュールに追われながらも各メンバーが執筆に勤しんだ
活動報告書の完成はもうまもなくです(※)。ご期待下さい。
今年度の活動成果発表会は東京は4/25,大阪は5/10に開催します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
第20回PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムセミナー ~2018年度活動成果発表会~【in東京】
2019年4月25日 第20回PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムセミナー ~2018年度活動成果発表会~【in東京】
第21回PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムセミナー ~2018年度活動成果発表会~【in大阪】
2019年5月10日 第21回PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムセミナー ~2018年度活動成果発表会~【in大阪】
(こん)
(※)3/29に今年度の活動報告書が公開されました。
https://pgecons-sec-tech.github.io/tech-report/
WG1の一部のテーマは後日公開予定です。(4/5追記:WG1の全テーマが公開されました)
宣言的パーティションを使ってみませんか
今月は、課題検討WG(WG3)からお届けします。
2018年度のWG3は以下の4つのテーマに取り組む方針で議論を進めております。
● Windows環境調査(昨年度から継続)
● 性能トラブル(昨年度から継続)
● パーティション調査
● パブリック・クラウド調査
今回はパーティション調査についてお知らせします。
PostgreSQLでは従前から継承を使用したパーティションを実装することができましたが、手間がかかるなど管理性がイマイチでした。
PostgreSQL 10から導入された宣言型パーティションでは、管理面が改善されており、しきいが低くなっています。
また継承を使用したパーティションは性能面でも課題がありました。例えば挿入処理がトリガーベースであるためオーバーヘッドが大きくなります。宣言型パーティションでは挿入処理や集約処理で性能が改善されていることを確認しています。
管理面、性能面で改善している宣言的パーティションですが、万能ではありません。パーティション化しない方が良い場合もあります。皆さんが宣言的パーティションを実装してみようと思えるように、具体的な設計指針が示せればと考えています。パーティション調査の成果物にご期待ください!