お知らせ

宣言的パーティションを使ってみませんか


今月は、課題検討WG(WG3)からお届けします。
2018年度のWG3は以下の4つのテーマに取り組む方針で議論を進めております。

● Windows環境調査(昨年度から継続)
● 性能トラブル(昨年度から継続)
● パーティション調査
● パブリック・クラウド調査

今回はパーティション調査についてお知らせします。
PostgreSQLでは従前から継承を使用したパーティションを実装することができましたが、手間がかかるなど管理性がイマイチでした。
PostgreSQL 10から導入された宣言型パーティションでは、管理面が改善されており、しきいが低くなっています。

また継承を使用したパーティションは性能面でも課題がありました。例えば挿入処理がトリガーベースであるためオーバーヘッドが大きくなります。宣言型パーティションでは挿入処理や集約処理で性能が改善されていることを確認しています。

管理面、性能面で改善している宣言的パーティションですが、万能ではありません。パーティション化しない方が良い場合もあります。皆さんが宣言的パーティションを実装してみようと思えるように、具体的な設計指針が示せればと考えています。パーティション調査の成果物にご期待ください!