技術部会ブログ


WG2の活動状況について


皆さま、こんにちは。

1/17に、WG2検討会を開催しました。
新年 2019年最初の会合です。
各WGが成果報告に向けて活動中ですが、WG2では今年度の成果物として、
分かりやすいDBMS移行ガイドブックを作成しています。
利用は、開発者・マネージャ層などのシステム移行可否判断が求められる層を想定しており、
会合では内容やボリュームについて検討しました。

汎用性の高いPostgreSQLへの移行は、運用コスト面などでメリットが享受できる反面、
過去に開発された既存アプリへの影響・移行スケジューリングなど、
わたしたちDB技術者の考慮すべきことが多いことも事実です。

今現在進めている活動によって、これら移行に関する
クリアにすべき不明瞭なプロセスをシンプルなガイドブックにまとめて、
内容を明確化していく予定です。
移行経験が豊富な私たちならではのノウハウを成果物に反映していきます。

是非、今春の成果物をご覧いただければと思います。

PGConf.ASIA 2018 で発表しました


毎回 PGECons の技術部会の活動を報告している当ブログですが今回は趣向を変えて、さる12月10日から12日に東京・秋葉原で開催された PGConf.ASIA 2018 での発表についてご紹介します。

2016年に始まった PostgreSQL の国際カンファレンスである PGConf.ASIAは、2018年は12月10日~12日に開催されました。PGECons はこのカンファレンスに特別協賛するとともに、技術部会のワーキンググループから「WindowsでもPostgreSQLが使いたい」と題してNTTテクノクロスの山本さんが発表しました。

2005年にリリースされたバージョン8.0からPostgreSQLはWindowsに対応しています。世間の評判ではLinux版に比べてWindows版は遅い、拡張機能が使えないとしばしば言われますが、実際にこの2つの版を比較した結果はあまり公開されていませんでした。山本さんはPGEConsでの検証に基づいて、高負荷時の更新性能はWindows版の方が低い可能性があるものの参照性能については同等、拡張機能については利用頻度の高いcontribモジュールは全て利用可能であり、Windows版PostgreSQLは安心して利用できると報告しました。

来場者へのアンケートにはほとんどの方が参考になったと回答されており、Windows上でのPostgreSQLの利用を検討している方にとっては役に立つ内容だったようです。発表資料はダウンロードできますのでご関心のある方はご覧になってはいかがでしょうか。

次回のブログは課題検討ワーキンググループからお届けする予定です。お楽しみに。

山本さんの発表風景

参考資料

2018年度 WG2活動テーマについて


10月18日にPostgreSQLの新メジャーバージョンである PostgreSQL 11がリリースされました。
JITコンパイラの追加、パーティショニングやパラレルクエリの改善などの強化が行われていますが、DBMSの移行観点ではプロシージャ内でのトランザクション制御がサポートされた点が大きいのではないでしょうか。
WG2(移行WG)の活動でもいずれ触れていきたいと思います。

さて、2018年度のWG2の活動ですが、DBMS移行の全体的な概要がつかめるようなガイドブックの作成をテーマに進めています。
これまでWG2の活動では、移行の各工程ごとにフォーカスして多くの成果物を公開してきました。
しかし、年々成果物も増え、移行の検討段階で目を通すには、かなり膨大なボリュームになってきました。
そこで、まずは移行のざっくりとした全体観を知ることができるように、これまであまり触れられていない運用面の内容も含め、移行のガイドブックとしてまとめたいと考えています。

PostgreSQLへの移行を検討される方の一助になるような内容を目指していきたいと思います。

(くろ)