技術部会ブログ


2018年度 WG2活動テーマについて


10月18日にPostgreSQLの新メジャーバージョンである PostgreSQL 11がリリースされました。
JITコンパイラの追加、パーティショニングやパラレルクエリの改善などの強化が行われていますが、DBMSの移行観点ではプロシージャ内でのトランザクション制御がサポートされた点が大きいのではないでしょうか。
WG2(移行WG)の活動でもいずれ触れていきたいと思います。

さて、2018年度のWG2の活動ですが、DBMS移行の全体的な概要がつかめるようなガイドブックの作成をテーマに進めています。
これまでWG2の活動では、移行の各工程ごとにフォーカスして多くの成果物を公開してきました。
しかし、年々成果物も増え、移行の検討段階で目を通すには、かなり膨大なボリュームになってきました。
そこで、まずは移行のざっくりとした全体観を知ることができるように、これまであまり触れられていない運用面の内容も含め、移行のガイドブックとしてまとめたいと考えています。

PostgreSQLへの移行を検討される方の一助になるような内容を目指していきたいと思います。

(くろ)

第2回 PGECons勉強会 開催!


みなさん、こんにちは。

去る10月18日に「第2回PGECons勉強会 ~ワタシ ポスグレ ノ セイノウ チョットワカル~」を開催しました。
当日は、30名弱の方に参加いただきました。
ご参加いただきました方には、改めて御礼を申し上げます。
※当日の開催要領および資料は お知らせに記載

第2回の内容は、『ワタシ ポスグレ ノ セイノウ チョットワカル』のテーマの通り、
PostgreSQLの性能に関する内容を2つ発表しました。

1つ目は、測定とは切っても切り離せない、
PostgreSQL標準のベンチマークツールであるpgbenchについてで、
pgbenchの概要や使い方、注意点をデモを交えて説明、
最後に2017年度の活動の中で発覚した性能低下の
原因を究明した際に用いたツールや手法を説明しました。

挙手にてアンケート pgbenchのデモ中

2つ目は、PostgreSQL 9.6から導入されたパラレルクエリについてで、
パラレルクエリを使用するために必要なリソースやパラメータの説明や注意点、
注意点に意識を向けないとどうなるかをデモを用いて説明しました。
最後に、こちらも2017年度の活動の中で発覚した現象についての考察、
パラレルクエリを使用する際を本番環境で使用する場合には、
事前に性能について確認することが必須として締めくくりました。

パラレルクエリの説明開始 パラレルクエリ使用時の実行計画解説

2つとも、内容のボリュームが大きかったため、
質疑応答の時間があまりとれなかったのが反省点ですが、
第1回勉強会から実施しているハッシュタグ(#pgecons)を使用した質問や議論も
盛り上がっており、非常に濃い時間となったのではないでしょうか。
※ 有志の方にまとめ記事を作成いただきました。

【発表者近影】
pgbench発表者近影 パラレルクエリの発表者近影

今後も、このような勉強会の開催を予定しておりますので、
次回の勉強会にも、ぜひ参加をご検討ください。

また、こちらも有意義で濃い情報を発信できるよう、
引き続き、調査・検討を行ってまいります。

(TK)

2018年度WG3活動テーマ検討状況


課題検討WG(WG3)
今年度のWG3は4つのテーマに取り組む方針で議論を進めております。
簡単に各テーマを紹介します。

● Windows環境調査(昨年度から継続)
Windows環境での基本的な運用ノウハウを整理することを目的とし、昨年度より調査を進めております。
今年度は「監視情報の整理」、「Windows環境でサポートされていないソフトウェアの代替方法検討」などに取り組む予定です。

● 性能トラブル(昨年度から継続)
性能トラブルの「予防方法」や「検知方法」、そして実際にトラブルが発生した際の「対処方法」の
情報を整理することを目的とし、昨年度より調査を進めております。
今年度は参画している企業様が遭遇した事例やインターネット上で公開されている事例を元に、
トラブルへの対処方法に関する情報を充実させることを検討しております。
公開可能なトラブル事例をお持ちの方は、是非PGEConsに情報提供お願いします。

コンタクト

● パーティショニング調査
PostgreSQL10に宣言的パーティショニングが搭載され、従来のトリガーなどを組み合わせたパーティションと比較すると、
性能や管理性が容易に大幅に改善されています。
本テーマでは、PostgreSQLでパーティションテーブルの性能や管理面などの調査を通じて、
パーティショニングテーブルの「使いどころ」を整理したいと考えております。

● パブリッククラウド調査
PostgreSQLをDBaaSとして提供するクラウドベンダが増加し、利用者が増加しています。
そこでDBaaSとオンプレでDBサーバを立てるケースとの違いを明確化し、
それぞれのメリット・デメリットを整理したいと考えております。
また各クラウドベンダが提供するDBaaSの機能比較、実機評価を行うことも検討しております。

今年度もPGEConsの活動にご注目ください。