商用DBMSからの移行検証開始!
WG2では今年も引き続き他DBMSからPostgreSQLへの移行をテーマとした活動を行っています。
2012年度、2013年度と、想定されるマイグレーション作業の工程を調査、検証してきましたが、今年は調査結果を具体的に活用したマイグレーション作業を通じて検証を進めていきます。とはいえ、DBMSの移行検証に使用する商用のDBMSを使った素材はなかなか見つかりません。
まずは、以下のような条件にあてはまるアプリケーション探しから始まりました。
- 商用DBMSを使用し、PostgreSQLは未サポートのアプリケーション
- ソースが公開されている
- 商用DBMSに固有な機能を使用している
いくつかのアプリケーションを比較検討し、まずはinfoscoopを素材として移行検証を開始しましたが、より適している素材があれば情報をご提供いただければ幸いです。
(あいわ)
スケールアップ再検証やってます [WG1]
PGEConsでは技術部会の下に実作業部隊として、3つの技術ワーキンググループ(WG)があり、そのうちの1つ目のWG1がPostgreSQLの性能検証をおこなうワーキンググループです。日頃なかなか使う機会のない80コアマシンでのスケールアップ検証や、サーバを多数並べてのスケールアウト検証、SSD/フラッシュドライブ搭載サーバでの検証など多岐にわたる検証をおこなっています。検証に用いるハードウェアはPGEConsメンバー企業が自社の検証環境を提供しています。検証環境が利用可能な期間はそれほど取れない(1週間~3週間)ので、その間はWG1メンバーが集中して検証をおこないます。
2013年度のスケールアップ検証で新しいバージョンのPostgreSQL 9.3が9.2に比べて性能が低い結果がでたため、その原因を追究すべくただいまProLiant DL980 G7を使ってのスケールアップ再検証を実施しています。
検証では想定通りの結果がでるとその後の分析も比較的スムーズに進みますが、想定とは違った場合にはなぜそうなるのかの要因がわかるようになるまでいろいろ大変です。
ベンチマークってやればやるほど奥が深くて難しい世界なのを実感しています。
(きた)
いよいよ、技術部会のWG活動が始まりました
いよいよ、技術部会のWG活動が始まりました。
本年度は月1回開催ということで、各WGともより中身の濃い議論になるのでは
ないかと感じています。
今回は初回ということで、最終的にどのくらいの参加者になるのか
当日になるまでドキドキでしたが、私の参加するWG3(運用設計WG)においては、
9社12名参加と多くの参加者となり、一安心しました。
以下、WG3の活動記録です。
初めに、主査を補佐する副査決めを行い、非常にスムーズに決まりました。
次に、昨年度の振り返りということで、セミナーアンケートでいただいたご意見や
昨年活動したメンバーからの反省事項を共有しました。
最後に、本年度の活動テーマについて、ディスカッションを行いました。
本格的なディスカッションは次回からになりましたが、思いを持っている人が多く
「BCP対策(可用性など関連技術含)」「セキュリティ(監査、暗号化、アクセス制御)」
などのテーマに多くの声が上がりました。
これらのテーマに確定!というわけではないですが、
ご興味が湧かれましたら、jumukyoku@pgecons.orgまでご連絡ください。
(てぃーな)