10月18日にPostgreSQLの新メジャーバージョンである PostgreSQL 11がリリースされました。
JITコンパイラの追加、パーティショニングやパラレルクエリの改善などの強化が行われていますが、DBMSの移行観点ではプロシージャ内でのトランザクション制御がサポートされた点が大きいのではないでしょうか。
WG2(移行WG)の活動でもいずれ触れていきたいと思います。
さて、2018年度のWG2の活動ですが、DBMS移行の全体的な概要がつかめるようなガイドブックの作成をテーマに進めています。
これまでWG2の活動では、移行の各工程ごとにフォーカスして多くの成果物を公開してきました。
しかし、年々成果物も増え、移行の検討段階で目を通すには、かなり膨大なボリュームになってきました。
そこで、まずは移行のざっくりとした全体観を知ることができるように、これまであまり触れられていない運用面の内容も含め、移行のガイドブックとしてまとめたいと考えています。
PostgreSQLへの移行を検討される方の一助になるような内容を目指していきたいと思います。
(くろ)