2013年度活動報告


このページでは、2013年度PGEConsの3つの技術ワーキンググループ(WG)が作成したコンテンツをダウンロードできます。

これらのコンテンツには再利用可能なライセンスが設定されており、ユーザの皆様が資料を作成する際に利用できるようになっています。この機会に是非ご活用下さい。

(最終更新: WG1: 2014/4/17, WG2: 2014/4/17, WG3: 2014/4/17)

WG1

2013年度は、2012年度に引き続き2013年9月9日にリリースされたPostgreSQL 9.3を対象としたスケールアップの定点観測の実施に加え、PostgreSQL 9.3新機能による性能影響も合わせて評価しました。また、更新スケールアウト構成が可能なPostgres-XCの測定パターンを変えた再測定により、最適な利用指針を探る評価を実施しました。さらに、2013年度の新たな取り組みとしてデータベースの性能向上に着目し、データベースのI/O負荷分散機能であるパーティショニングや、ハードウェアを活用した性能向上の検証を実施しました。


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page checksum 有無による参照性能の比較(コンパイルオプションつき)

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パーティション/非パーティションテーブルの索引検索時のI/O推移

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HDD/SSDのCPU使用率とディスクビジー率の推移

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スケールアウト検証(Postgres-XC)結果の前年度との比較

WG2

前年度より引き続き、WG2では「異種DBMSからPostgreSQLへの移行」をテーマとして、移行を検討する際に留意すべき事項や難易度判断、調査方法のガイドラインの提唱を行っています。2013年度は新たに文字コード変換を伴うマルチバイトコードが含まれたデータの移行に関する調査結果や、Microsoft SQL Server、DB2からのストアドプロシージャ移行に関する調査結果、チューニングの作業や具体的な作業内容などを追加した、11部からなる資料を成果物として公開するに至りました。


wg2_migration-flow

DB移行作業フロー

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DB移行アセスメントサマリ

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ETLの概念

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各RDBMSのストアドプロシージャの差異

WG3

2013年度の本資料では、業務サービスの継続性をどのようにして高めるか、システムの運用や保守サービスをどこまで実現するか等の要求に対して、一般的にDBMSに求められる要件をPostgreSQLでどのように実現しているのか解説しています。また、より高いレベルの可用性要求を満たすためにPostgreSQLで実現可能なクラスタ構成がそれぞれ持つ特徴も解説し、一部構成において実機検証を行った結果を紹介しておりますので、実システムへのPostgreSQL適用を検討する上で参考にしていただけます。


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可用性とバックアップ、運用監視の関係

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HAクラスタ構成例

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バックアップとリカバリ方式の比較

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pgpool-II+PostgreSQLによる技術検証

成果物のダウンロード

リンクをクリックすると、ダウンロードが開始されます。

圧縮ファイル(zip, tar.bz2)で提供している成果物には各 WG 成果物の全ての PDF 文書の他、LibreOffice で編集可能な形式のファイル、および検証に用いたスクリプト類などが含まれています。

WG1

WG2

WG3